試作貨は、その名のとおり、コインを製作する前に試作したものである。試作貨は、その性質から製作枚数は数枚が多く、時の経過により高額で取引される傾向にある。現在射撃祭の試作貨は、試作枚数1枚〜20枚である。 素材も金打ち、銀打ち、銅打ち、鉛打ち、黄銅打ち、Overstruckなど様々である。その種類も通常貨と比べて、「ESSAI」と加刻したもの、エッジが相違するもの、厚さが異なるものなどその種類は6タイプある。 試作貨は、その希少性が高く、1枚1枚の種類や形などの個性がユニークなものも多いため、収集が超難獲品となる。ひとたび人の手に渡れば、オークションなどに登場することは難しくなることだろう。